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  • 「太平洋への転換から緑の革命へ:気候変化を最大脅威と見なして」

    2012年5月10日 アジアインスティチュート 論文   「太平洋への転換から緑の革命へ: 気候変化を最大脅威と見なして」   エマニュエル パストリッチ (Emanuel Pastreich(慶煕大学 教授) ジョン フェファー  (John Feffer(外交焦点 (Foreign Policy in Focus) 編集長)   中国、内モンゴル自治区ダーラートァチ―のさわやかにペンキが塗られた農家の後ろ側には、緩やかに続く低い丘が広がり、平野には牛や羊達がのんびりと牧草を食べている。しかし、農家の西側に向かって100メーターほど歩いて行くと、このような田園風景の現実とは、かけ離れた風景に出くわす。すぐ目の届くところまで限りなく広がる砂の波、生命の兆しが全く感じないクブチ砂漠だ。 気候変化がもたらした凶悪な産物であるクブチ砂漠は今でも800キロメートル離れた北京に向かって容赦なく東に進んでいる。仮に砂漠の東進をこのままにしておくと、近い将来、中国の首都である北京ですら占領されるだろう。アメリカのワシントンでは、まだクブチ砂漠が見えないが、砂漠の砂は強い風に乗って北京、ソウルはもちろんのこと、一部はアメリカの東海岸まで移動している。 砂漠化は人類の暮らしを深刻に脅かしており、全ての大陸で砂漠は少しずつより速い速度で広 っている。1970年代初期に西アフリカのサハラ地域がそうだったように、アメリカも1920年代、大平原に吹き寄せたほこり暴風で多くの命と財産損失を被った。気候変化はアジア、アフリカ、オーストラリア、アメリカ全域に数百万、最大で数十億人の環境難民をもたらすなど、砂漠化は新しい次元の脅威となっている。  ブルキナファソでは、広がる砂漠により全体人口の6分の1がすでに難民に転落し、国際環境計画(UNEP)によれば拡大していく砂砂漠によって、全世界が支払わなければならない費用が年間420億ドルに達すると述べている。 広がりを見せる砂漠は枯れていく海と溶けていく極地氷河、地球上の動植物減少とともに、私達の知らない世界をつくりあげている。もしかするとNASAの火星探査ロボット、キュリオシティから送られてきた写真の中の痩せこけた土地の風景は私達の悲劇的な未来の短編なのかもしれない。 しかしワシントンのシンクタンクのウェブサイトでは砂漠化が世界の終末の前触れだという事実に気づきにくい。ブルッキングス研究所 (民主党に近い)では‘ミサイル’というキーワードを検索した際、1,380件の検索結果が表示されるが、‘砂漠化’を検索すると24件に過ぎなかった。ヘリテージ財団 (共和党に近い)ウェブサイトでは‘ミサイル’に関して2,966件、‘砂漠化’に関してはわずか3件の検索結果が表示された。砂漠化のような脅威はすでに数多くの人達の命を奪い取り、これから数十年以内により多くの人達の命を奪っていくように思われる。しかし、一部の命を狙うテロリズムやミサイル攻撃といった安全保障の脅威ほど大きい関心や支援を受けれていない状況だ。 砂漠化は、食糧不足と新種の疾病から生物権、重要動植物の絶滅に至るまで人類の絶滅を予告する数十余りの環境問題の中の一つに過ぎない。しかし、私たちの目の前に迫ってくる安全保障の威嚇に立ち向かうために必要な技術、対応戦略、そして長期的ビジョンの準備の一歩ですらまだ踏み出せていない状況だ。このような脅威を前に私たちが所有する空母とミサイル、サイバー戦争はまるでタンクとヘリコプターに立ち向かう木の棒と小石のような無用な物である。 人類が今世紀を越えても生きのこりたいと思うなら、今一度安全保障についての認識を根本的に変えなければならない。軍に従事する人達は軍事力に関して完全に新しい視覚で受け入れなければならない。また、アメリカをはじめ全世界の軍隊は砂漠の拡大を食い止め、海を生き返らせ、現代の破壊的な産業システムを真情な意味で新しく持続可能な経済に変えるために最小50パーセント以上の予算を出さなければならない。 このような計画の出発点として、最もふさわしい場所はオバマ大統領が称賛する‘太平洋への中心軸転換’の革新、まさに東アジア地域だ。この地域で転換を施行しなければ、砂漠の砂と上昇する海水面がすぐに私たちのすべてを飲みこみ横取りするだろう。 アジアの環境的重要なチャレンジ 世界経済のエンジンとして少しずつ、その役割がより大きくなる東アジアは地域政治の世界標準をつくっている。研究、文化、生産、そして政府と行政府の規範樹立領域で中国、韓国、日本とロシア東部はグローバルリーダーシップを日に日に高め、東アジアは今が絶好の時期である。…

  • 『日本の科学者』 2013年4月号にパストリッチの文章

    『日本の科学者』 2013年4月号にパストリッチの文章 「東アジアの軍事的資源を環境保護のために」が載っています。 「東アジアの軍事的資源を環境保護のために」 Generic Viagra